工房はーべすと

工房はーべすと_外観糸島てしごと
糸島てしごと

工房はーべすと(こうぼう はーべすと)

今年で25周年を迎えた、工房はーべすと。趣きあるログハウスの工房兼ギャラリーを構えている。エントランスの庭にはその月日を感じさせる大きな樹木。「こんなに大きくなるとは思わなかったよ」と黒川さん。
工房にはメンテナンス待ちの学習机と椅子があった。「今度お孫さんが小学生になるからと、依頼されたんです」。親から子へ、子から孫へ、メンテナンスしながら何代も受け継がれる家具。そんなモノ作りを目指している。

Itoshima Ism 作品を通じて、日々の生活の中に”糸島”を。

代表作のシェルチェア。特徴的な背もたれが、貝殻の形に似ていることからその名がついた。単なる装飾ではない。機能性、耐久性、座り心地・・・、椅子の神髄を追求しつくした結果、あの美しい形状に辿りついた。
なかでも椅子には強い思い入れがある。「家具の中で、椅子ほど人と接している時間が長いものはないでしょ?」と黒川さん。「快適に過ごすためのもの。生活の質(quality of life)を向上させる重要なもの」という考えで、試行錯誤しながらの創作活動を続けている。

Passion なぜ作家になったのか。

釣りが好きで、糸島に移住したのはサラリーマン時代の1989年。当時、(株)山と溪谷社が出版していた雑誌「ウッディライフ」の世界観に憧れ、良く読んでいたものの、将来自分が家具職人になるとは全く思っていなかった。
サラリーマンから家具職人へ。「自分では覚悟持ったとか、大きな決断をしたという感覚はない」。特に守るものもないし、「本当にやりたいことをやってみよう」と、すぐさま行動に移した。
退職・結婚・移住し、1年間学校に通った。糸島に戻り、大野城市の木工所に勤務。その後独立し、アクリルペイント作家の奥様と一緒に 工房はーべすと を開業した。
もちろん、いい時期もうまくいかない時期もあるのは当然。「毎年毎年、良くなるように。作品も、生活も。やってよかったと思えるまでやること」。
「25年続けてきて、今がいちばん良い状態。あと20年やりたいなぁ」。穏やかな表情でそう話してくれた。

For The Future 将来に向けて。

SDGs(Sustainable Development Goals‐続可能な開発目標)がキーワード。
自然のものを使って生業にしているのだから、少なくとも地球や自然環境にダメージを与えないように、と最近特に考えるようになった。
日本各地で問題になっている杉や竹に鉄を組み合わせた、新しい商品の開発に鋭意取り組んでいる。「今作りたいのは、不燃木材を使った木製の防火ドア」。チープな印象がある杉材に、付加価値をつけて世の中に送り出したいという夢がある。もう一つは「大学の建築学科に通っている息子が設計した建物に、自分の家具を入れること!どうなるか分からないけどね」。

Career 経歴

1991年:14年間のサラリーマン生活後、長野県松本市で家具職人を志す。
1995年:手作り家具とアクリルペイントの「工房はーべすと」をオープン。
2005年:朝日現代クラフト展入選、くらしの工芸展 熊本市賞受賞。
2015年:いとしま市自治功労者記念品制作担当

▼メディア出演、展示会・イベント出展情報
1996年~めんたいワイド、ももち浜ストア、今日感テレビ、アサデス等、TV出演多数

Information 工房・アトリエ・ギャラリー情報

所在地:福岡県糸島市志摩芥屋182-2
営業時間:10:00~17:00 
アクセス:昭和バス 芥屋線「窯元前」バス停下車、徒歩2分
電話番号:092-328-0401
店 休 日:月・火 (仕事をしている時も多いのでご希望の方はご連絡ください)
公式 HP:https://www.harvest1995.com/ 

A Wooden Chair carefully made by furniture upholsterer-工房はーべすと
動画:Workers in JAPAN -日本で働く人たち- 撮影:動画クリエイター 松尾 俊

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